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汗の仕組みと働き、そして多汗症の治療法

汗とは、汗腺から分泌される外分泌液のことです。この腺はヒトの体の中に2種類あります。まず、生まれた時からあるのはエリクン腺です。エリクン腺から分泌されるものの大部分は水であり、人間にとって最も重要な体温調節を行います。体に200万から300万のエリクン腺があると言われており、手のひらや足の裏に多く分布しています。体温調節以外にも、緊張したときや辛いものを食べた時にも分泌されます。緊張したときにいつも以上にかいてしまうのは、このエリクン腺によるものです。細菌によって分解されると臭いを発しますが、基本的に無臭です。もう一つのアポクリン腺は、思春期になってから脇の下などにあらわれます。この腺から分泌されるものは、タンパク質や脂質などの有機成分を含んでいるため、独特の臭いがします。脇の下のアポクリン腺から分泌される臭いが強烈な場合が、ワキガと呼ばれる症状です。一方、異性を引き付けるフェロモンとしての機能もあります。大人でいいますと、特に運動をしていなくても一日に200から400ミリリットルほどかくといわれています。激しい運動をしたときには最大10リットルの量をかくこともあります。肌の表面から蒸発するときに体から体温を奪います。


人体にとって重要な役割を果たしていますが、多汗症という症状で人々を悩ませている場合もあります。この病気は、生理的に必要以上に大量にかくというものです。汗でパソコンが故障したり、ピアノを弾こうとしても指が滑ってしまうなど、日常生活に支障をきたすこともあります。この病気は、体質ではなく適切な治療を受ければちゃんと治すことができます。特に緊張したときに異常なほど手のひらや足の裏にかくのが、この病気の特徴です。交感神経が敏感なため、エリクン腺が過剰分泌してしまうのが原因としてあげられます。治療法としては、かく時に交感神経の末端から出ているアセチルコリンという物質をとめる神経遮断薬を投与すること、デオドラント製品を使うことなどがあります。神経遮断薬は腺からの分泌を止める薬で、手のひらだけでなく全身に作用します。そのため、胃腸障害や便秘などの副作用が現れる可能性があるため、必ず医師と相談しなければなりません。デオドラント製品はこの病気を直接的に治すことはできませんが、他の方法と比べて安全に対処できる方法です。いずれにしても、汗の仕組みと働き、多汗症の原因などをしっかり理解したうえで治療しなければいけません。

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